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2011/08/30

思いもよらぬ出来事

世の中、思いもよらぬ出来事っていろんなところに潜んでいますね。
例えば・・・
・宝くじで1億が当選する。
・突然の任地変更!
・悲しいけど誰かが亡くなる。突然の病気、事故。
・思いがけない人からのお手紙。(日本から遠く離れたところにいるから、余計にうれしい)
・きまぐれに来るメールや電話。
・思いがけない告白。(嬉しいこと、悲しいこと・・・)

などなど、今の私の頭では、このくらいしか思い浮かびません。笑


先週、グアテマラの同期の一人が一時療養帰国することになり、首都まで会いに行きました。
駒ヶ根訓練所の語学クラスから一緒で、やがて2年の付き合いになります。

まさか、同期の仲間が一時療養帰国なんて、思ってもなかったことだったので、とても驚きました。

体のことなので、しっか休んで体調をよくして、戻ってくることを願っています。


同期って、他の先輩隊員や後輩隊員と、また、少し違ったものがあります。そう感じているのは、私だけかもしれないけど。
駒ヶ根での2ヶ月近い合宿生活、公私共にした付き合い。お互い不安や希望を抱きながらの、語学一色の毎日。年齢も経歴も様々、ただ共通していることは、21年度3次隊の仲間ということ。

そんななかで、みんなと共に過ごしたことは、大学とはまた違い、戦友、同志という感じがしました。


ここで、大好きな“プリモ デ ローマ”のチョコアイスを買って、帰ってくるのを待ってるよぉー!!

21年度3次隊 グアテマラ隊員

2011/08/23

ソロラのお祭り


ソロラのお祭り、はじまりはじまりぃ~♪

市内で一番大きい教会の前で、今か今かと待つおじさん。
私たちは、朝7時ごろにここに到着しました。

しかし、一向に始まらない・・・。ここは、グアテマラ。まぁそんなもんだろう。
合計4回のミサが行われました。
出発を待つ人たち。

どこにでもいるおじさん。でも、民族衣装をばしっと着ると、かっこよくみえる。

こちらからあちらから太鼓と笛の音が聞こえて、教会に集合する。

今か今かと待つばーちゃんたち
髪の毛はこんな風に結います。
待てど、待てども始まらない・・・。
時はすでに、11時
きれい
キリストもソロラのウィピル(民族衣装)
やっと始まった!!

普段と違い儀式用のウィピル
その人の歴史を感じる顔



 
そして、いつのも日常が始まる

2011/08/17

今日の出来事

★☆★うれしい知らせ★☆★

前回、ブログを更新した際に、1件のコメントがありました。

内容は、
「以前、おさるリーダーとじゃりんこリーダー(私)に水泳を教えてもらっていた者です。今年3月から、今度は、同じ京都YMCAで水泳を教えることになりました。・・・。」
と、このような感じでした。

私の教え子から、このようにメッセージが届くなんてすごく驚いたし、嬉しかったです!
ありがとう♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪・・・・♪・・・・・・・♪・・・・・・・♪・・・・・・・・

おととい、ようやく1週間続いたお祭りが終わりました。なんでも、マリア様の昇天のお祭りだそうで。
でも、今夜もソロラの夜空には、きれいな花火が咲いてます!

昨日、学校に行くと、各クラスの半分は、休みでした。祭りの影響でしょうね。笑

だから、どこのクラスも算数の授業は、復習。
あら、5年生の先生が来ていない。でも、子どもたちは、15人くらいいる。
ということで、算数の自習のまるつけをしました。
その後、休み時間の後、5年生は帰宅。

休み時間後に、幼稚園の子どもたちと切り紙の授業をする約束をしていたので、
5年生の子どもたちに、「このあと、幼稚園生の教室で切り紙をするけど、誰か手伝ってくれない?」
と、聞いたところ、5人の子どもたちが残ってくれることになりました。


「子ども先生」の誕生です!!

幼稚園生には、「先生」と5年生の子どもたちを紹介しました。
「一対一」対応にしました。

私が説明し、幼稚園の子どもたちと「子ども先生」が一緒に、作業を進めていきました。
たぶん、私と幼稚園の先生だけだったら、てんやわんやになってたと思うな・・・。

子ども先生(手前の女の子:名前はハンディ):「こうやって折るんだよ!」

5年生たちは、切り紙や折り紙の経験があるので、すいすいできました。
特に、ハンディやここにいた子どもたち(中には、ステイ先の子どももいます)は、以前すんでいた家で、切り紙や折り紙をよく教えていたので、すごく上手です!


幼稚園の子どもたち用にと、切る部分は、直線で!曲線などの、少し難しいとことは、「子ども先生」が手伝っていました。
赤い服を着た女の子が、以前のステイ先の子どもです。
名前は、ジェシカ。一見おとなしい感じの女の子ですが、男兄弟の仲で育っただけあり、負けず嫌いで、けっこうおてんばです!とても気がついて、働き者です。ダンスがものすごく上手で、いつも代表として発表会などで踊っています♪

ジェシカ:「ここ、自分で切ってごらん!」
と、幼稚園の女の子に教えています。

どこをどのように、切るのか、黒板を見て、線を引いて、さぁ、切るぞ!!

こっちを見ている女の子(名前は、アンナ)。アンナは、写真が好きで、よくカメラ目線でした。

「完成!!!」
先生も大喜び!
赤いお花の作品を広げたとき、子どもたちの表情は、一気に変わりました!

算数の授業がないときは、このように、いろんなところで出張クラスをしています!

2011/08/13

「よくある話」(後編:日本→グアテマラ)


そんなこんなのバタバタ劇があって、ようやく日本に到着した私。
日本での滞在は、あっと言う間でした。学生の頃、京都に住んでいました。お盆休み、正月休みになると少しだけ帰省しました。今回もそれと同じ感じでした。ただ、住んでいるところが京都かグアテマラかの違いだけで。

今回、我が家に帰って驚いたこと。
庭にバナナの木があったことです。一人だけ、えらい自己主張していて、よくこの寒いところでもがんばって大きくなったなーと感心しました。畑にも2,3本仲間がいました。


「グアテマラと日本、どっちがいい?」なんて質問を人からされることがあるけれど、私の答えは、「どっちもどっち」。

国と国、優越を決めるなんておかしいことだし、それぞれにいいところはあるし、よくないところもある。

住むには、グアテマラ(私が今住んでいるところ)は、気候がいいし、湿度もなく住みやすい!
でも、一生住めるかと言うと、私には、少々住みずらい。なぜなら、保険や医療、日本ほどしっかりしていない印象を受ける。子どもをグアテマラの学校に通わせることを考えると、日本のほうがいい。大人になっても、インドはどこにあるのかなんてわからない大人にはなってほしくない。

食事は、やっぱり日本人だから日本食がおいしく感じられる。でも、グアテマラの料理もおいしい!

グアテマラは、のんびりしている。人ものんびりしている。失敗しても笑っておしまい!
日本だと、責められる。追い詰められる。(度合いにもよるけれど)

グアテマラは、ギスギスしていない。セカセカしていない。人が生き生きしている。子どもの顔が輝いている。

どっちもどっち。

旅行ではなく、その国にどっぷりと暮らしてみて、初めてわかること。
日本を外側から見てみると、わかること。

なにを得られて、なにがどう自分の中で変化し、吸収できたかは意識的には、あまりよくわからないけれど、ここで、2年間、言葉も違い、習慣も違う人たちと同じ食事をし、暮らしたことは、とてもいい経験だった。でも、あと数ヶ月任期は、残っています!!



さて、8月1日、朝8時半ごろの飛行機で石川を経つ予定でしたが、荷物検査のところで、えらく時間がかかり、9時ごろ出発となりました。田舎の空港なので、札幌行き、博多行き、沖縄行き、成田行き、羽田行き、みんな時間が重なると、一列になり、ひとつのチェックカウンターとひとつの荷物検査のところで大渋滞!!地上スタッフも大慌て!!

私、初めて飛行機を止めました!私ともう一人女性もいたんですが・・・。共に、成田から乗換えで海外行きというパターンでした。なので、その乗り換え発券も同時に、小さな小松空港で行うので、てんやわんや・・・。結局、私の場合は、成田でもう一度手続きをお願いします、ということでした。

30分遅れで、出発!11時ごろ、成田に着きました。友達とお父さんが待っていました。そして、友達の両親と共に、「うなぎ!!!!!」を食べに行きました!

と、いうのも、前日、友達からの連絡で、「うなぎを食べに行こう!」と決まったのです。

成田から、ロスへの飛行機は、夕方5時半だったので、時間はありました。友達のお父さんが、私の出発便を地上スタッフに聞いていた様で、「そんな便はないらしいよ」と言われ、ここでかなり動揺してしまい、あたふた・・・。

でも、荷物を預けて、いざ、出陣!!

店内に入り、1時間近く待ったと思います。来ました、うなぎさん!!
本当においしかった!これで、グアテマラまで、がんばって帰れると思いました!!


さぁ、友達ともあっさり別れ、搭乗口へ!
行きと同じコースで、ロス→ヒューストン→グアテマラ

11時間のフライトは、寝続けました。うなぎを食べたおかげで、機内食も少しかじるだけ。
ロス→ヒューストン間は、なにも問題ありませんでした。

ヒューストンに着き、ホテルへ!グアテマラの日本人の人がやっている旅行会社へ、改めてホテルは、ちゃんと予約されているか事前に確認しました。今度こそ、大丈夫だろうと思い、ホテルのシャトルバスに乗り込みました。

運転手さんが、スペイン語を話せたので、ラッキーでした★
たまたま、一緒に乗り合わせた中国人のおじさんに「あんた、中国人か?」と英語で聞かれ、「いや、日本人」とスペイン語で答える日本人。

さぁ、ホテルに着くと、運転手さんがなにやら、紙をもらって来いとのこと。
???
予約表みたいなのをもらい、
私:「なんで?」
フロント:「今日は、閉まってるんだ」
私:「・・・。」(意味がわからん)
フロント:「あっちのホテルに行って」

そして、またシャトルに乗り、同じ敷地内のホテルに。
フロント「隣のホテルに行って」
私「なんで?」
フロント「もう、いっぱいだから」
私「・・・。」(意味がわからん!!!!)

そして、とぼとぼ同じ敷地内のとなりのホテルに着くと、フロントスタッフは、英語しか話せず、
撃沈・・・。

こころやさしいおじさんが、スペイン語を話せたのでしばらく通訳してくれることに。

なんでも、始めに行ったホテルは、突然、休業日にしたらしく、予約してあったお客さんを違うホテルに移動させたそう。でも、最後に着いたホテルでは、その確認がされていなくて、そんなことは聞いてないと。で、その始めのホテルに電話したけれど、休業日で通じない。

私の主張!:「予約はしたし、お金も払ったよ!」
ホテル:「でも、向こうのホテルから何も聞いてないから、お金払ってね。」
私:「(なんで、あんなに確認したのにまたこうなるの!?)」
ホテル:「部屋は、空いてるよ!」
私:「・・・。」

怒りと悔しさがこみ上げ、半べそに!!こんな夜中に、なんでまた同じことが繰り返されるの!?
どうなってんの!?

そして、30分ほど話し合い、お金を払うことに。

時間は、夜11時。近くに、レストランがあるけれど、歩きたくない。でも、少しお腹空いたしなー。
あっ、ホテル内に自販機が!!セブンアップを買って、一息。

そして、かばんの中にあった、「うずまきパン!!!」↓↓↓

日本から、連れて帰ってきたんです!このときほど、このパンがおいしいと感じられたことはありませんでした!うずまきパン最高!!

何度確認していても、「私たちの都合」ということで、ホテルであっても突然休業日にしてしまい、迷える子羊がいても「私たちの都合」で、話が終わってしまうアメリカ、「よくある話」


そして、翌朝6時半、空港に向かいました。ここでも、スペイン語が通じず、四苦八苦・・・。
でも、人って強いもんですね!何とかなります!


ヒューストンからグアテマラに向け、出発!!


8月2日グアテマラに無事着きました。
さぁ、まだまだ、旅は終わりません。

この日、首都からソロラまでシャトルバスで帰らなければいけません。

午後2時半に、首都の隊員連絡所に来るはずのバスが来ない。
グアテマラでは、「よくある話」

電話すると「そんな住所はないよ!」と言われる始末。
これも「よくある話」
隊員連絡所の住所には、いろいろ説があって、わかる人とわからない人がいるみたい。


午後3時、ようやく来てくれました。またまた、アンティグア経由でソロラへ
一度、アンティグアという観光地に寄り、バスを乗り換え、お客さんも増えて再度出発のはずが、待っていると、電話が・・・。

バス会社:「ごめんなさい。今日は、雨の影響で途中の道が土砂崩れの心配があるから、今日は出ないわ。明日、アンティグア朝5時にあなたの泊まるホテルに迎えに行くわ。」

私:「あっ・・・。そう。わかったよ・・・。」


ということで、その日に自宅まで帰れるかと思いきや、土砂崩れの心配があるから、思わぬアンティグアでの1泊。

今、雨季なので土砂崩れの危険性を心配し、バスが動かないことなんて「よくある話」




翌朝朝5時にバスが迎えに来ました。


 



朝8時半、無事、自宅に着きました!「ただいまっ」

朝なので、自宅からは、きれいに山が見えました!

そして、一息ついてお仕事へ!

ちょうど、この日、算数の研修会を行っていて、この日が最終日だったので、疲れた体を引きずり、ソロラからバスで20分ほどのところにあるパナハッチェルというところに行きました。そして、いつのように助手の仕事を・・・。



これが、県事務所の算数プロジェクトに直接的に関わっている人たちです。そして、同じソロラのボランティアと。久しぶりに会い彼らは、満面の笑みで私を迎えてくれました。
うれしかったです!居場所があると感じました。


そして、研修会後のランチ!
うなぎを食べて以来、2日ぶりのまともな食事でした!本当においしかったぁー!
フライドチキン、サラダ、オレンジジュース
そして、午後3時ごろ、本当に自宅に帰ることが出来ました。
その後、死んだように眠りにつきました。自分のベッド、自分の部屋は、本当に落ち着きます。ここに帰ってきて、改めて、今の私の拠点は、日本ではなく、ここなんだと感じました。
ここで、生活し、ここで、働き、ここが、私の今の居場所です。
自宅のベランダから。
今日もきれいに山とソロラのまちが見えます。


長きに渡り、「よくある話」を読んでいただき、ありがとうございます!

今回の旅は、「よくある話」のフルコースでした。ごちそうさまでした。
もう、お腹がいっぱいです。笑
これは、もう「ネタ」でしかありませんね。笑


おそらく、通常は、こんなことそんなにないと思うんですが・・・。
日本と違い何があるかわからない海外。

それも、旅のおもしろさのひとつです!

2011/08/05

「よくある話」(前編・グアテマラ→日本)

7月下旬、所用で日本に一時帰国してました。

その日は、ギリギリまで県事務所の研修会の手伝いを行い、途中でバトンタッチをして首都に上がってきました。ちょうど、そのとき、23年度1次隊の新隊員がアンティグアから引き揚げてきたところでした。

さぁ、次の日は、いよいよ日本に向けての長旅がスタートするぞ!!と、少々緊張気味で寝ました。


当日(20日)、グアテマラの空港にて重量オーバーだからと、33ドルせびられました。本来なら、国際線では、預け荷物2個:各23キロまで無料というのがお約束です。前日、重さを量ったら、確かに23キロ以内でした。しかし、私も混乱してしまい、しぶしぶ33ドルを払いました。

アメリカに行っても、ドルはそんなに必要ないからというアドバイスで、私の所持金60ドルと小銭たくさん、200ケツァール(グアテマラのお金)。

そして、TC200ドル。(うち100ドル分は、グアテマラで現金80ドルに換金しました。)

グアテマラでぼったくられることなんて、「よくある話」


無事、午後2時グアテマラからヒューストン行きに乗ることが出来ました。
ちなみに、今回の旅は、2回の乗換えがありました。

グアテマラ→ヒューストン→ロサンゼルス(1日目の移動) ロスにて1泊。
翌日ロス→成田、 成田にて1泊(到着が夕方になり、その日のうちに石川に帰ることが出来ないため。同じ日本なのに、近いようで遠い我が家・・・)

帰りも成田からは同様のコースでした。


そうこうしているうちにヒューストンに到着。午後5時着。当初の予定では、7時のロス行きでスムーズにその日のうちに、ロスに到着のはずだったのですが、夜11時発に変更!!オーバーブッキングでしょうね、きっと。私を含め何人かは、遅い便にまわされたんだと思います。

ヒューストンの空港で、さぁ、3時間待ち!本1冊、読み終えました!

↑この写真は、ヒューストン上空です。
まだ、こころにゆとりがあったんでしょうね。笑


オーバーブッキング、「よくある話」
さすが、アメリカ大雑把・・・。



夜11時発の便でようやくロスに行くことができました。到着時刻深夜1時(時差の関係で、本来なら3時間かかるから、私の体内時計は、深夜2時を指していました。)


ロスの空港から、ホテル行きのシャトルに乗り、いざホテルへ!!

うわぁ~い、やっと休める!と思い、ホテルに到着。


私:「スペイン語、話せます?(英語で)」
ホテルマン「はい、ご予約されているお名前は?」
私:「○○です。」
ホテルマン「ん!?そのようなお名前は、予約されておりません。」
私「・・・。」
私:「いやいや、グアテマラの日本人がやってる旅行会社を通して予約したよ!ほら、この通り、紙だってもってるもん!」
ホテルマン「申し訳ございません、そのようなお名前はありません。」
ホテルマン「その旅行会社にお電話なさって、確認してください。電話は、あちらにございます。」

とりあえず、国際電話をかけるべく、公衆電話のところへ・・・。

私:「(ん!?待てよ、グアテマラは、一体、今何時だ?)」

私:「(ホテルマンに)今、グアテマラは何時ですか?」
ホテルマン「深夜4時でございます。」

私:(おい、無茶なこと言うなよ・・・。どうりで電話に誰も出ないはずだ。)

ものすごく落ち込んで、イライラしてて疲れきっている哀れな日本人に彼は、一筋の光を与えてくれました。

ホテルマン「お金を払えば、お部屋はご用意できます。」
「一番お安くて113ドルのお部屋がございます。」
私:「まじで!」(当たり前なんですけどね・・・苦笑)
「でも、事前にお金も払ってるもん!で、今、お金ないもん!」

そう、私の所持金60ドルほど・・・。

一瞬、このホテルのロビーに仮眠させてもらおうか、それとも空港に戻るべきかといろんなことを考えまくりました。

ホテルマン「お金がないのなら、私どもは何も出来ません。」


時すでに、深夜3時ごろ。

私:「あっ!!命のTC持ってるじゃん!!」「これ、使える?」
ホテルマン「はい、使えますとも!」
私:「ところで、部屋には、風呂とトイレ付いてるの?」
ホテルマン「(真剣なまなざしで)はい、もちろんですとも!!」

そう、ここはアメリカ!113ドル出して、風呂トイレなしなんてこと、ありえません!
「一番安い部屋」という言葉に引っかかってしまい、想像したのは、グアテマラの安いホテル。
ベットのみという部屋・・・。
グアテマラなら、共同ってことがよくあるから、ついその癖で・・・。笑

我ながら、あほなことを聞いたもんだと思いました。笑

無事、なけなしのお金を払い、ホテルマンが手伝ってくれて部屋に行くことができました。
その後、なんだかんだして、寝たのは、深夜というか早朝5時・・・。


予約されていないことなんて海外では、「よくある話」


翌日というかその日(21日)8時起床。
ロスから成田へは、何事もなく飛び立つことが出来ました♪

これさえ乗り越えれば、もうこわいものなんてない!
そう自分に言い聞かせていました。笑


ちなみに、私は、もう「エクスキューズミ~」という単語すら出てこなくて、旅の始めのほうは、スペイン語で通していました。ヒューストンは、スペイン語を話せる人が少なく、いろんな審査では、英語、エイゴ、えいご・・・。ロスでは、スペイン語を話せる空港職員はまぁまぁいました。時折聞こえてくる空港職員同士の立ち話がスペイン語だったりすると、ものすごくほっとしました!

また、入国審査のとき、ラテン系の顔をした人がいたので、「スペイン語はなせる?」とまずは、英語で質問。そうすると、えっ!?て顔をして、「なんで英語話せないの?」と日本語で返されました。

私:「だって、今、グアテマラに住んでるから英語使わないし、忘れたよ。(スペイン語で)」
入国審査の職員「ぷぷぷ(笑)」
私:「(苦笑)」

英語が話せないから、忘れたから、空港職員はゆっくり英語を話すことなく、弾丸トークを押し付けてくる。そこが、アメリカ。「よくある話」



11時間ほどのフライトを終え、ようやく成田に着いたのは、22日夕方5時ごろ

こんなことがあったもんだから、出口ロビーで友達の顔を見たときは、ほっとしました。
安堵したのも束の間、これから電車に乗るらしい。

友達「急いで、走るよ!!」
私:「えっ・・・・・・・・・・・・・。走る!?この大荷物で・・・。」

切符売り場で。
私:「日本円は、ないんだ・・・。ドルとケツァールならあるけど・・・。」
友達「う、うん。あと5分で電車が来るから急いで!」


日本に到着していきなり、日本の洗礼にあいました。
日本は、「時間通り」が常識。
グアテマラは、「そのうち来るよ」が常識。

私の地元でも電車は、1時間に1本あればいいほう。だから、成田って都会と感じる田舎もん。


友達の家に到着し、銭湯に行き(久しぶりすぎて、戸惑ってしまった。)、友達のお母さんの手料理とお父さんお手製の塩辛をごちそうになり、こころもおなかも大満足でした!

真っ白な日本米と味噌汁だけでも贅沢なのになぁ。

↑石川(かほく。かなり能登よりの場所)で、友達に連れて行ってもらったベルギー人が作ってるベルギーワッフル。おいしかった~♪ 田んぼを眺めながらってのが、田舎のいいところ。


らーめんも食べちゃいました!!


これで、無事、日本に到着できたわけです!


しかし、これで終わらないのが、旅の恐ろしい、いや、楽しいところ。


「よくある話」(後編)に続く・・・。