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2011/05/26

やすくん

すごく個人的なことで申し訳ないですが、



今日、日本の友人が亡くなりました。

悪性の脳腫瘍でした。私と同じ年でした。

彼とは、大学の同じクラスで名簿順で私の前にいました。
大学の住環境デザインクラスに在籍し、4年間ずーっとみんな同じクラスで、同じメンバーでした。
30人いるかいないか位の人数。

4年間ずーっと、同じクラス。午後は、みんなで実習。ひたすら、模型と向き合う毎日。
夜も遅くまで、学校に残り、家族みたいな感じでした。


大学を卒業してからも、何かの折に親しい仲間で集まっては、みんなはどうしてる?結婚したよ、子どもが生まれたよ、なんて話していました。そういえば、やすくんも、結婚したんだよって。



つい数日前、友人から連絡があり、あんまりよくない状態だと。
本当に早かったです。

訃報のメールを見たとき、
何がなんだか、信じられませんでした。

こころの整理がつかず、宙に漂っている感じ。


こんな短い人生があるんだ、そう思うとたまらなく悲しくて、
泣いてしまいました。


病気だからどうすることもできない。
生きたくても、長く生きることができない人生もある。


だからこそ、私が今、ここグアテマラで生きてること、生かされてること、それに感謝し、
私ができることをしようと思いました。
私ができることは、大してないけど、これからを生きていく子どもたちに、
少しでも彼らの力になれるといいなと思いました。


悔いのない人生を歩みたいと。





やすくんがいたこと、生きてたこと、共に同じ時間を過ごしたこと、
きっとみんなのこころに、何かをもたらしたと思います。

これからは、お星様のひとつになって、みんなのことを見守るんだろうな。



遠いグアテマラより、ご冥福をお祈りします。

2011/05/16

引越し: シープレサレス→ソロラ

おひさしぶりです★

4月月末に引越ししました。
新しい家族と友達に手伝ってもらい、なんとか一日で終えることが出来ました。友達がいなかったら、今でも私の部屋は、荷解きがされていない荷物たちに囲まれていたことでしょう。。。 ありがとう!


任地は、同じで、職場も同じで、ただ、生活する場所が変わっただけ。


私が引越しするという話、知っている人は、実は、かなり前から私は、話していたんです。
確か、昨年の10月か11月。。。 だったかな?

家が見つからない、あるけど、住むにはねぇーというような感じだったり、私の非常にのんびりとした性格が原因だったり。。。


部屋は、あるんです。かなり暗めの家だったり、風呂場が少し汚かったり、ソロラの街中からすこし離れていたり、同僚の家だったり。。。 
どこか妥協しないと、完璧な家なんてないんです。それは、わかってるけどねぇー。

これって、男性を好きになるときと似ているような。
自分が思い描く素敵な完璧な人なんて、世の中いないんです。
だから、妥協じゃないけど、ここまでなら許せるなとか、いろいろ自分の気持ちとすり合わせて
好きになっていくんだと思います。でも、好きになったら、その人が自分の中ではかっこいいし、
1番なんだと思います。

これは、さておき。

新しい家は、学校の同僚の先生のお宅です。先生は、女性で、非常に仕事に熱心な方です。
以前にもお泊りさせてもらったことがあり、家族も知っていました。

空き部屋は、3階にあり、そのフロアーは、私だけ。大きなベランダもあり、いいところでしたが、
同じ職場の先生ということもあり、ずーーーーーーーーーっと悩んでいました。公私共になると、
お互いどんな影響を及ぼすのか不安で。

でも、5月下旬から雨季に入るので、それまでには引越ししたいと思い、決めました。

以前いたシープレサレスという村は、本当に大好きでした!
でも、昨年の雨季は、雨漏りがひどく、部屋は、すべてびしょびしょ。。。
そして、午後から県事務所での活動も多くなるので、帰宅するときは、いつも薄暗く
また、シープレの道には、街灯がなく、野良犬が集団で活動してるし、いろんな安全面を考えたうえでの引越しでした。

今でも、学校が終わるとシープレの家に行きます。
子どもたちとみんなで昼食を食べ、折り紙をしたり、絵をかいたり、お母さんと世間話をしたりと楽しいときを過ごしています。
でも、帰り際、お母さんが寂しそうな顔で
「次は、いつ来るの?」
と聞いてきます。なるべく、行けるときは、顔を出したいなと思っています。






新しい家は、日本となんら変わりない暮らしです。ネットもつながるし。
でも、シープレの家は、日本にはない暮らしがあります。今の家の人と、シープレの村の人とは、
生活スタイルや服、習慣が違います。

私は、シープレの家に1年と1ヶ月住みました。出来ることなら、任期が終わるまで、住み続けたかったです。あの家に戻ると、すべてが愛おしく感じられます。


でも、彼らに会えたことは、私の宝物です。